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2008年11月30日 (日)

病院の言葉  明日から始めよう



注目していた「病院の言葉を分かりやすくする提案」について。
中間報告に対するアンケート(意見公募)の締め切りが12月1日でしたが
意見を送るのは止めにしました。最大の理由は選定された57語の妥当性に
疑問があったからです。

コーパス調査の二万語から、2000→100→57語へと絞り込んだそうですが
結局、57語のほとんどは「家庭の医学・病院で受ける検査が分かる本」という風な
タイトルの「用語解説本」の二番煎じと言えるものでした。

ならばせめて一般の方の医療用語に対する理解度(率)の調査結果だけでも
参考にしようと思ったのですが、これもあてにならないものだと感じました。
示されている認知率・理解率は私が普段の診療の場面で感じるものと
比較して異様に高かったのです。例えば「肺水腫」や「川崎病」という言葉を聞いた
ことがある人が74%・79%
 もいるでしょうか?
その理由は簡単に推察できます。 つまり、調査がインターネット上で
行われたために、対象となった『
一般の人』の層が病院に来る患者層に
比べて「若く」、また病気や怪我がなくても普段から健康や医療に興味が
あり調査にも積極的に協力する「熱心な」人たちに偏ってしまったからでしょう。

でも、まあ、しかし、「配慮が足りなくて」・「時間がなくて」・「面倒臭くて」など
色んな理由で患者さんや家族に伝わらない言葉を、医療従事者が使って
いる点はやはり反省がいりますね。
ということで、まずは
「採血」→「検査のために血をとる」
「検尿」→「オシッコの検査」
そんな所から始めていきたいと思います。



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